ロシアの侵略2022-23 257 今年の仏「ジャンヌダルク」ミッションは日本へ来ず

 

名城犬朗 C101二日目ア52b@pk510bis·2月1日
ウクライナに西側戦車が供与されることになり、戦車の有効性について論じられることが多くなりました。ただ、そうした議論は戦車の「戦闘力」だけに着目されることが多いように見受けられます。しかし戦車の最大の価値にして運用のポイントは、「組織的戦闘力」や「態勢」を崩すのに適している点です。

   どういうことか一例を示すと、「戦車師団が敵後方に進出して軍団司令部などの後方施設を攻撃することで敵の軍団全体を混乱させ、これと戦っている味方の軍団が有利に戦えるようにする」といった方法です。これは、「戦車師団で敵師団を撃破する」といった考え方で戦うよりも、大きな戦果をもたらします
戦車の特質と運用について昔描いたものを置いておきます。

こうした行動でポイントになるのは「集中運用」です。突破と敵後方への機動はその間の戦闘で戦力を大きく消耗するため、十分な持続力がなければ敵の態勢を崩すような致命的脆弱性といえるポイントまで到達できません。この持続力を担保するのが「集中運用」なのです。
 「ウクライナに供与される西側戦車は、逐次投入や分散運用を避け、少なくとも旅団規模で運用されるのではないか」といった予想をニュースでも耳にしますが、その理由が先程のツイートです。
 前掲のマンガは戦車運用と機動の全体像を示すのが目的ではないので言及していませんが、今のウクライナであれば「後方連絡線の交点の奪取」や「海岸線や河川といった地形障害への進出」によりロシア軍を分断するといった方法もありますね。
 あと、追撃も大きな戦果が得られるので、そのための予備も欲しいですね。包囲部隊は他の軽機甲部隊でも良さそうですが、組織的な後退を妨害する直接圧迫には戦車が欲しいはず。


2020年9月6日
「WWⅡ米軍野戦教範 戦車小隊」上下巻、委託販売中です。予備知識が無くても楽しめるよう、戦車の基礎を解説したマンガと戦車小隊の編制・装備の図説を掲載し、翻訳文の専門用語にも多数の注釈を加えました。
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JSF@rockfish31

そもそも敵対国の衰退を数十年単位で待てる国ってあまり無いですよね。そんな長期計画を立てて戦略を組み立てた国は歴史上、聞いたことが無い。探せばそういう例もあるのでしょうか? https://twitter.com/kenjiitojp/status/1620631477280215040

 例えば大国が侵略の意図を全く見せず、じわじわと国力と軍事力を拡大し、油断しきった小国が軍事力を減らしたまま国力が減少し、十分に弱体化した時を持って一気に襲い掛かってきたら対処のしようがない。だけどうっかり大国が侵略の意図を見せたせいで小国が対抗して軍備拡張したらパァですよ。
迂闊なことをして相手を警戒させてしまい仕込みがパァ。それが今の状況なんじゃないですかね・・・やっぱり数十年単位でじっと我慢して待てる国ってあまり無いですよ。
「イギリスのように放っておけば自滅、まで行かなくても数十年後には衰退しきっているような国に、わざわざ今、危険を犯して侵略を試みるような国があるとしたら、よほど間抜けか、短気なのだろうと思う。
アルゼンチン君、じっくり待てず英領フォークランドに侵攻して失敗
北朝鮮のように放っておけば自滅、まで行かなくても数十年後には衰退しきっているような国に、わざわざ今、危険を犯して侵略を試みるような国があるとしたら、よほど間抜けか、短気なのだろうと思う。
北朝鮮、何十年経っても自滅せず核兵器と長距離ミサイルの開発に成功。あの時に処理してれば…
じっくり待てずに焦って侵攻した失敗例や、じっくり待ってれば自滅するから解決するでしょと思い込んで目論見が外れた例とかばかりで、なかなか「じっくり待って相手が自滅して成功した例」が見つからないんですが・・・
だいたい政治家は年寄りなので、数十年単位でじっくり待ってから侵攻という長期計画は立て難い。長年睨みあっても迂闊に戦争が出来ず相手が自滅して終わったのは冷戦の時のソ連だけど、戦争できなかった理由は核抑止力のせいだったし・・

 

ロシアがウクライナの民間インフラに対して巡航ミサイルでの戦略爆撃を大々的に開始したのが去年の10月頃からでしたっけ。3カ月以上続けてるけど、戦略目的を達成できる見込みが無いし、外部からどういう評価になるんでしょうね。そのうちシンクタンクから報告書が出ると思うけれど。

 

ロシアの巡航ミサイルによるウクライナ民間インフラに対する戦略爆撃は実際にこの通りになりつつある。
引用ツイート
Panzergraf@GdPanzergraf·2022年10月10日
「独裁体制が行う民間施設への長距離ミサイル攻撃は歴史的に、

a.) 軍事的な価値はまったくなく、

b.) ほとんどが国内の歓心を買うために行われ、

c.) 攻撃された側の意志を挫いたことは一度もない。
例: 🇬🇧 1945年3月、🇮🇱 1991年1月、🇺🇦 2022年10月」
Franz-Stefan Gady@HoansSolo·2022年10月10日
Long-range missile attacks by dictatorial regimes on civilian infrastructure have historically a.) been devoid of any military value; b.) mostly done for domestic consumption; & c.) never broken the will of the attacked. 
E.g, 🇬🇧, March 1945; 🇮🇱, January 1991; 🇺🇦, October 2022.

 

JSF@rockfish31
この図は議会予算局の作図ってことでいろいえ説明に使えそう。

アメリカの極超音速兵器の開発の流れ。LRHW用のC-HGB滑空弾頭はAHWとSWERVEの流れを組むもので、1970年代からサンディア国立研究所で50年以上も前から研究しているものが正体。故に新開発するぞと言ってすぐ完成できる。

CBOの概算見積もりでICBM級の射程のHGVの平均速度(※燃焼終了速度ではない)が興味深い。 この計算の説明の付録Bがこれ。 https://cbo.gov/publication/58924#_idTextAnchor102

この図も便利そう。

図3-3「極超音速ミサイルと弾道ミサイルが1000kmと3000kmの範囲で地上レーダーに見える可能性があるポイント」 これも使える良い図だ。極超音速ミサイルは高度が低いから弾道ミサイルよりも地上レーダーに見付かり難いと言っても、射程1000km程度だとほとんど変わりませんよという話。

Figure 3-5 より。けっこう物騒な図を用意してるな・・・

このCBOの報告書ではLRHWについて、以下の記述がある。数値は初耳だが・・・
・射程は少なくとも3000km (約1900マイル) 
・高極超音速領域 (マッハ15以上) の初速度に到達
・最高高度約120km、滑空飛行は高度30km から40kmの間 
1800 ケルビン (華氏2780°) を超える温度に耐えるシールド

 艦対空ミサイル改造の攻撃型SM-6Block1Bの記述が「射程は1000kmにも及び、平均速度は極超音速領域(マッハ5からマッハ6)に達する可能性がある。」本当にこの性能を達成できる? SM-6Block1Bの射程について初めて見る数字なのだが・・・このミサイルの射程のことを具体的に書いた資料はこれが初では?

秒速6kmのバーンアウト速度ってマッハ17の設定か。これ実験での速度設定のやつでは・・・実戦型とは違ってそう。

さまざまな条件下での極超音速ブースト・グライド・ミサイル(極超音速滑空ミサイル)の推定飛行時間

 


JSF@rockfish31
なおロシア軍がドニプロ川に橋を架け直して再侵攻となると、渡河点を守るためにウクライナ軍のHIMARSを射程圏外に追い出すべく、半径90kmの範囲を航空優勢を確保して徹底的な空爆を行い敵発射機の行動を抑制しつつ、防空システムで守り…(そんなことが出来るならヘルソンから撤退していない

直ぐ架け直せる小さな川と違って、ドニプロ川の下流は川幅が大き過ぎる。気軽に重戦力の渡河はちょっと無理。これはもちろん逆にウクライナ側にも言える。

 

AFPBB News
ポーランドウクライナにF16戦闘機供与の用意 NATO決定が条件

【2月2日 AFP】 ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ(Mateusz Morawiecki)首相は1日、北大西洋条約機構NATO)全体での決定」を条件に、ウクライナにF16戦闘機を供与する用意があると述べた。
 モラウィエツキ氏は独日刊紙ビルト(Bild)とのインタビューで「NATO加盟国全体の決定に基づいて判断する」と語った。
 さらに「これは非常に深刻な戦争だが、ポーランドNATOも参戦していない」ため、西側諸国間で調整しなければならないとし、供与を決める際には「NATO加盟国全体での戦略的な検討」が必要になると付け加えた。(c)AFP

 

JSF@rockfish31
ウクライナ東部クラマトルスクの集合住宅を攻撃したのはロシア軍のイスカンデル弾道ミサイルとある。残り少ない貴重なイスカンデルを無差別爆撃に投入とは一体・・・
引用ツイート
Михайло Подоляк@Podolyak_M
Kramatorsk, Donetsk region. Late Wednesday evening. Russia hits a residential building with an Iskander missile. Screams are coming from the rubble. Each time someone from the West is demonstratively afraid of "escalation," the "Russian world" shows its beastly grin.

ドネツク地方警察の暫定データによると、弾道ミサイルではなく同じ発射車両から撃てる巡航ミサイル型「イスカンデル-K」らしい。ただゼレンスキー大統領は報告が正確に伝わってなかったのか弾道ミサイルとツイートしていたが。

イスカンデルMは弾道ミサイルなんですが、イスカンデルKは巡航ミサイルなんです。ややこしい・・・

向かって右がイスカンデルM弾道ミサイル(剥き身で搭載)、左がイスカンデルK巡航ミサイル(発射筒)。同じ車両に積める。

ただ過去にウクライナ内務省がイスカンデルMのことをイスカンデルKと間違って伝えたことがあるので、ちゃんと区別できてるのかちょっと心配ではあるんだけど。

 

国末憲人 Kunisue Norito@KunisueNorito
クラマトルスクのマンションにミサイル攻撃。2人または3人死亡か。救援活動続く。

 

THE BEAST@kt_666·1月31日
タグボートに押されて回頭しつつ入港する #護衛艦のしろ
またユニコーンの先っぽに鳥(カモメ?)乗ってる…🐤
なんか毎度見る度になにか乗ってる気がする

 

 

 

AFPBB News@afpbbcom
比、米軍の国内基地使用拡大へ

【2月2日 AFP】米国とフィリピンは2日、同国内での「戦略的分野」での協力を強化し、米軍が利用できる基地を4か所追加することで合意した。ロイド・オースティン(Lloyd Austin)米国防長官のフィリピン訪問に合わせて発表された。
 米国防総省と比国防省は声明で「防衛協力強化協定(EDCA)の完全な実施」を目指し、協力を加速させることで一致したとしている。米軍はEDCAに基づき、フィリピン国内で少なくとも9か所の基地を使用できるようになる。
 新たな4か所の場所は明らかにされていないが、台湾に最も近いルソン(Luzon)島に新設される基地が中心となると報じられている。また1か所は、係争海域となっている南シナ海(South China Sea)の南沙諸島スプラトリー諸島、Spratly Islands)に面した西部パラワン(Palawan)島に設置される見通し。
 ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)前大統領は中国に接近する一方、EDCAを中断するなど米国とは距離を置いていた。それに対し、後任のフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領は、米国との関係立て直しに意欲を示している。(c)AFP

 

Tsuyoshi Goroku@t_gordau
今年のフランス「ジャンヌダルク」ミッションは日本へ来ず。
引用ツイート
Xavier Vavasseur@xaviervav
Briefing on Mission Jeanne D'Arc 2023  🇫🇷⚓


GIGAZINE(ギガジン)@gigazine·2月1日
ロシアの検索エンジンYandexが「ハゲ」と検索してもプーチン大統領の写真が出ないように検索結果をいじっていたことが判明
https://gigazine.net/news/20230201-yandex-scraping-google-seo-code/

藤森信吉Shinkichi FUJIMORI@26Shovkovychna
全然いじってないぞ。ボロボロ出てくる。

便乗してもう一丁。いじっていない。рашист で画像検索。

 

JSF@rockfish31
ウクライナ軍、旧ソ連製戦車で戦線維持 西側からの増援控え https://cnn.co.jp/world/35199435.html 
@cnn_co_jp
 『デイビッドさんはT64型戦車にもたれながら言った。「経験豊富な兵士はどんな状況にも対応できる。数ある戦車の中でも、私はT72型、T80型、T90型がお気に入りだ。』 
T-64さん…
『デイビッドさんによれば、戦車兵は自らT64を修理している。「戦闘中に銃が故障しても、十分に経験を積んでいるので修理できる」』 

ここでいう銃は主砲の意味。英語だと銃も砲もGUNなんだよな…

 

 

#Ukraine : ロシアの難解な防空システム - 北極環境での使用を意図した 9A331MDT Tor-M2DT の最初に確認された破壊
SAM システムは、M982 エクスカリバー誘導発射体を使用する DT-30 空母と共に、第 406 砲兵旅団によって破壊されました。

 


JSF@rockfish31·2月1日
GLSDBの弾頭重量はHIMARSから従来使用してるGMLRS(M30/31ロケット弾)とほぼ同じで頭重量は90kg前後。ATACMSは300km射程の現行型で弾頭重量225kgくらい。 #primenews

 

 

mssn65@jpg2t785·1月27日

バフムート近郊にあるウクライナ軍のドローンからの情報を集約する指揮所の様子。
引用ツイート
Status-6@Archer83Able·1月27日
Interesting stills from Al-Jazeera video material about a Ukrainian situational center for collecting and analyzing data from UAVs, located somewhere in the vicinity of Bakhmut.
Displayed on big screen are live transmissions from UAVs of reconnaissance teams of Ukrainian units.

 

動くことの重要性。

¿Que desenfunde enseñamos en nuestras escuelas de policía? ¿estático o dinámico? pic.twitter.com/BF8JmQY5Y9

— (Fauerzaesp) Fuerzas Especiales (@Fauerzaesp) January 26, 2023

高ストレス状態や銃の照準器を覗くとトンネルビジョンが発生して視野が狭くなるので、横に移動するのが有効と言われています。

 

高速道路で射撃訓練を行うスウェーデンのアーチャー自走榴弾砲
ダンパーで地面に固定する方式なのと、GPSで自己位置が分かるので、どこでも撃てます。
引用ツイート
Status-6@Archer83Able·1月27日
Just a nice pic of two Swedish Archer 155mm self-propelled howitzers on a highway during exercises.

 

無人機に標定されたウクライナ軍のS-300PS対空ミサイルシステムがロシア軍の長距離ロケット砲の射撃により攻撃される様子。

A battery of a Ukrainian S-300PS air defense system was targeted by Russian strikes with cluster munitions (presumably launched from a BM-30 Smerch or Tornado-S MRL) in the vicinity of Lisna Stinka located on the right bank of Oskil river in the Kharkiv Oblast of Ukraine. pic.twitter.com/Pccfh7fWAm

— Status-6 (@Archer83Able) January 26, 2023

 

ウクライナ南部、オデーサの給水所。給水装置の一部には英語で「ヨコハマはオデーサとともにあります」と書かれたプレートが掲げられています。

横浜市の発表によりますと、横浜市とオデーサ市は姉妹都市で、移動式の浄水装置などを供与しているということです。https://t.co/ZBKRDCqgsS#nhk_video pic.twitter.com/FuG3CL4KwC

NHKニュース (@nhk_news) January 27, 2023

 

mssn65@jpg2t785·1月27日
イランの首都テヘランで発生したアゼルバイジャン大使館襲撃事件を防いだ警備員の活躍。
アゼルバイジャン側は背後にイランの関与があると主張。

#BREAKING

Azerbaijani security sources claim Iranian special services are DIRECTLY behind the terrorist attack against the Azerbaijani embassy in Tehran. pic.twitter.com/LXtluWZaVV

— Clash Report (@clashreport) January 27, 2023